ぼくの一人戦争 感想 ネタバレ極力無し
あかべぇの過去作の中でも全く話題にならないし、中古で1kを割るくらいの不評エロゲですが三日かけてクリアしました。適当に感想書いていきますね~
まずシナリオですが、選択肢は存在せず一本道になっていてヒロインも一人です。
ヒロインの犬塚るみちゃん 黒髪ロングでとても可愛いしおっぱいが大きい。
言葉使いも可愛い。叡智シーンも実用的なものが多く大満足でしたのー
シナリオの構造上ヒロインが一人なのは納得ですがほかの女の子も結構魅力的だったので惜しいなぁ
簡単にストーリーを説明すると、主人公の里見蓮司は事故で片足を失い両親は他界、弟はヤンキーと相当な苦労人なのだが恋人のるみの支えのおかげで何とか生活している。
そんな蓮司だがある事件(結局伏線回収されなかった)をきっかけに「会」と呼ばれるゲームに参加することになる。
会は現実とは別の世界で行われ、そこでの蓮司は王として兵を召喚し敵を倒すことで会をクリアしていかなければならない。その兵は蓮司と深い関係で結ばれているほど強く逆に関係が浅いと役に立たないし、裏切られる可能性もある。
主人公の恋人のるみちゃんは日本刀を振り回し敵を寄せ付けないくらい強い。かっこいいね。
会のなかでの兵は性格が変わりるみちゃんはこんなにも頼もしくなる。
僕はこっちのるみちゃんのほうが好き。
本作はヒューマンドラマが軸となっているので会はただの舞台装置に過ぎず、設定もややガバガバで戦闘描写も淡々と説明されるだけで少々退屈かなと思う。
こんなにいい立ち絵があるのにもったいないなぁ。
でも会の世界で流れるBGMは最高なので適度な緊張感は生まれる(文章とキャラで頑張れよ)
本作の魅力は「犬塚るみ」「音楽」この二点
OPは正直エロゲソングの中で一番好きかもしれない。
シナリオにもちろん良いところはある。
ロード画面に出てくる全員と蓮司はしっかりとした関係を築いているし、それが会という装置を通じて物語が進行していく流れは読んでいて退屈しなかった。
終盤までは正直残念ゲーと言われているのに納得できなかったくらいしっかりしたヒューマンドラマが繰り広げられていた。
主人公を支える恋人に姉の様な先生、仲の良い男友達、主人公に惚れているクラスメイト、元カノ
キャラの背景もしっかり描かれていてなかなか良かったと思う。
でも悪役は60点くらい
では何故残念ゲーなのか それは全て「会」のせいです
蓮司たちが会について調べていくうち会には様々なルールや設定がある事が分かる。
その設定も後から説明があるのだろうと思っていたがそんなことはなかった。
なんかよくわからない設定が消化不良で終わってしまった(上会って結局何?)
主人公を会に巻き込んだ要因である人物も名前だけで特に深くシナリオには関わってこなかったし「会」がシナリオを安っぽくし足を引っ張っていたは明白である。
そして一番盛り上がる終盤でこれらが総崩れする。
会の設定がガバガバなせいでご都合主義展開し放題の後出しじゃんけん。
それはまるで週刊誌の打ち切り漫画の様な圧倒的なスピード感・・・
置いてけぼりになったのは自分だけではないはず。
結果として後味が悪くなり残念ゲー認定を受けてしまったのではないでしょうか。
もう少し会の設定を練るが逆に簡素なものにして人間関係により焦点を当てたら良ゲーになっていたと思います。多分 知らんけど。
後半の展開のせいで主人公が何をしたいのかよくわからなかったし、ヒロインもなんか成長してないなぁという印象を受けた。
でも前半と中盤は面白いから本当に残念なのは最後だけだと思う。
総評としては
キャラ 良し
ヒロイン とても良し
音楽 とても良し
シナリオ(人間関係) 良し
シナリオ(その他) 微妙
って感じですかね。まあエロゲの感想書くこと自体慣れていないから的外れな事言ってるかもしれないし、めんどうだから詳しく説明しなかったから伝わり切れてないと思うケド・・・
OPだけ見て気に入ったらプレイしてみてほしい。
12時間程度で終わるし個人的には結構満足でしたね。
これ以上深いことは書けないので〆ます